中野中央署の署長重森聡(三浦友和)は、部下がOLを襲う不祥事を起こしたと知り、辞表を提出。辞表は上司の預かり、という形になった。高校時代の同級生で、部下のヒラ刑事高部(西岡徳馬)は、重森を元気付けるが、重森は妻美砂子(余貴美子)のことを考えると気が重い。子供がいない美砂子は夫の出世を唯一の生きがいにしてきたのだ。
そんな折、管内で暴行殺人事件が発生。被害者が毎日署に出前に来る蕎麦屋の店員中村綾子(乾貴美子)だと知った刑事たちは怒り狂った。娘と散歩する気分で綾子とデートしたことがある重森も思いは同じ。実は、重森は、事件発生の少し前、近々父と暮らすつもりだ、と別れを言いにきた綾子と顔を合わせていた。重森は、別れ際になぜか抱きついてきた綾子のことを鮮明に覚えていた。
捜査の陣頭に立った重森は、その手口から、山崎雅人(池内万作)という男に注目した。5...
TBSが全力投入し、前評判も高かったにもかかわらず、裏番組『Dr.コトー診療所』(フジテレビ)がそれ以上に好評だったため視聴率が低迷し、1話カットとなった(初回は10分、最終回は30分拡大)。この期のTBSのドラマは5本中3本が打ち切りになったほど低調だった。
身代金1億円の愛児誘拐事件で警察の方針に反発し独自の行動を取る母親のねらい。1973年に『火曜日の女』シリーズの1作として本作と同じ小坂敬プロデューサーの手でドラマ化された同名ドラマ(当データベースでは別データとして収録)の倉本聰脚本をもとに再度リメイクした作品。撮影協力:日本伝書鳩協会、読売鳩の会、日本アイスホッケー連盟、東伏見アリーナ。【役名(演技者)】土門冴子(いしだあゆみ)、芹沢乙彦(薬丸裕英)、吉岡刑事(伊東四朗)、中山刑事(斉木しげる)、土門公一(小宮健吾)、加納美子(村上里佳子)、川村刑事(余貴美子)、土門 洋(藤原亮)、土門 正(平田哲也)、南 大介(小尾昌也)。
大阪を舞台に、ドラムのビートに魅せられてゆく高校生の音楽への情熱を描いた青春ドラマ。幼いころから、だんじり祭りの太鼓を体感し続けていた主人公が、ブラスバンド、さらにはロックバンドにのめりこんでいく。そんな青春の風景を、風変わりな少女への淡い思い、仲間との友情をからめて展開させる。大阪出身で現役の高校生からなる新進バンド、HUNGRY DAYSが主演を務め、音楽に懸けた青春をリアルに、切なく好演。彼らの音楽はもちろん、だんじり祭りの再現もパワフルで熱気満点だ。転校先でブラスバンド部に入部させられた高校生エージ。バンドを率いる学ラン姿の不思議な女生徒ナナオとの出会いによって音楽に目覚めた彼は、やがてロックバンドに加入するが……。