山形から上京したばかりの克彦(長瀬智也)は、なまりが残る朴訥とした青年だ。克彦は友人の所に身を寄せながら職を転々としていたが、リストラされた中年の恨みを晴らすための殴り込みを手伝わされたり、ある時には都議会議員遠山の贈収賄の現場に偶然居合わせ、見つかって危険な目に合わされそうになったりする。そんなある日、ようやくアパートが決まった克彦のもとに見知らぬ女性美保(中谷美紀)が訪ねてくる。実は美保は、遠山の一人娘で、克彦が知っている情報を話すまでいると居座る。こうして克彦と美保の奇妙な同居生活が始まった。一方で、克彦の引っ越し荷物が実家からまったく届かない。運送会社に連絡してみると、しばらくして良雄(中井貴一)が訪ねて来たが、どうも様子がおかしい。そして翌日、車ごと行方不明になったと告げに来たまま、良雄本人が消息を絶ってしまう。いったい良雄はどこへ行っ...
1952年5月6日。群馬県館林でカバン店「べにや」を営む内藤喜久男(井上順)と妻ミツ(吉行和子)の間に長女千秋(菅野美穂森迫永依)は産まれた。裕文(早川恭崇)、雅文(丸山歩夢)、智晴(加藤ローサ櫻井詩月)と二人の弟と一人の妹を持つ千秋を、肝っ玉母ちゃんミツは、体当たりで育てた。何よりも健康が一番と常に山盛りのごはんを食べさせる。そんな母の遺伝子をそのまま受け継いだ千秋は、幼い頃から活発で、男の子も顔負けのチャレンジ精神旺盛な女の子に育っていった。
そんな千秋が9歳の時。弟の裕文がペルテスという病に冒されていることがわかった。大腿骨の一部が壊死して骨が壊れていくという極めて深刻な病。その後ギプスをして不自由な生活を強いられることになった弟を見て、千秋は将来医師になることを決意。数年後千秋は、その夢の一歩として慶応大学医学部へと進学したのだった...
黒沼家は東京の大きな戸建てに住む裕福な家庭。朋子は専業主婦で、17歳年上の夫謙造、血の繋がらない二人の息子(長男杉男、次男竜二)、謙造の父重光との5人暮らし。テキパキと家事をこなし黒沼家を切り盛りしていた。そんなある日、思いもよらず夫や息子たちが前妻の恒子と会っていることを知り落胆、離婚覚悟で家を出る。高校時代の友人時子のマンションに居候し、編集の仕事を手伝うことに。
一方、謙造は橋建設の入札で忙しい日々を過ごしていた。それは恒子から得た情報を元にした裏取引も含んでいた。恒子は離婚後、大阪の料亭で仲居頭をしていたおり、そこで耳にした橋建設に絡んだリベートの情報を謙造に流していた。恒子は14年前、謙造の出張中に男と外泊し3歳の末娘光子を肺炎で死なせていた。そのことへの罪滅ぼしでもあった。橋建設の入札は成功し、謙造は常務取締役へ昇進。しかし喜...
放送期間 1979年5月18日 - 1981年1月30日必殺シリーズの第15作、必殺仕事人シリーズの第1作、中村主水シリーズの7作目である。
放送期間 1979年5月18日 - 1981年1月30日
概要
中村主水を主役に、従来の主水シリーズでは登場しなかった元締の鹿蔵役に歌舞伎界の大御所である中村鴈治郎、妻子持ちの剣豪畷左門役に伊吹吾郎、血気盛んな飾り職人の秀役に三田村邦彦をキャスティング。平尾昌晃が久々に劇伴音楽の担当に復帰した。
序盤はキャストの頻繁な入れ替わりが発生しており、鹿蔵役の中村鴈治郎が体調不良を理由に降板。おとわ役に山田五十鈴を迎え、掟に厳しい元締の下で動く仕事人たちの緊張感に満ちたドラマを描くも、第21話で降板している。
半吉役の山田隆夫も本作品の放映延長に伴い、第26話を最後に降板。第27話と第28話は仕事の請負から、半吉がそ...
『天使のように生きてみたい』(てんしのようにいきてみたい)は、TBS系列で1992年7月3日から9月25日まで放送されたテレビドラマ。
開院したばかりの病院を舞台に、病院で働く医療ソーシャルワーカー (MSW) を扱った物語である。新米医療ソーシャルワーカーたちが先輩らから様々なことを教わり、患者たちと触れ合って、一人前に成長していく姿を笑いと涙を交えながら描く。
平凡なOLから銀座の夜の世界にとびこんだ女の生きざまを、夏目雅子主演で描く。建設会社に勤める河野虹子(夏目雅子)は弟の借金を返済するため、父親に内緒でホステスとして働き始める。どこにでもいる平凡なOLが自分の中に潜む「もう一人の自分」を求めて歩みだす姿を描く。【以上、ホームドラマチャンネル広報資料より引用】「キャンディーズ解散後、女優として再出発した田中好子の第1作目の作品でもあったはずです。【この項、文:浜磯】」田中好子と夏目雅子との共演作で、のちに田中好子が夏目雅子の兄と結婚することにつながった。【各回サブタイトル】第一回「あなたならどうする」、第二回「ゆうべの秘密」、第三回「よせばいいのに」、第四回「別れても好きな人」、第10回「雪が降る」、第11回「花と蝶」、第12回「女のみち」、最終回(第13回)「また逢う日まで」。【役名(演技者)】河野虹...